大会プログラム

大会プログラム(PDFファイル:3.3MB)
10月19日(金)

オープニング・セッション【公開講座】

「方法としての自律訓練法:マインドフルネスの自律訓練法への応用」
講師:近藤 育代(駿河台大学)
時間:13:00−14:30
会場:特別会議室

企画型 実践研究発表

時間:14:45−16:15
会場:特別会議室
自律訓練法の導入と継続のコツ~自律訓練法の“うまみ”をどう伝えるか~
発表者:谷木 龍男(清和大学),岡田眞ノ典(水戸メンタルクリニック),堀田亮(岐阜大学)
司会:堀田亮(岐阜大学)

学会認定ワークショップ

時間:16:30−17:45
会場:第3会議室
定員:50名
講師:坂野雄二(北海道医療大学)、佐瀬竜一(常葉大学)、中塚健太郎(徳島大学)
概要:研究推進委員会主催の自律訓練法の研究に関するワークショップ。事例研究の研究デザインを組む時の注意すべき点、効果を測定する時の留意点などについて参加者とのQ&A形式で一緒に考えるセッションを行う予定です。自律訓練法の研究に興味がある方、日々の実践を発表や論文など形にしてみたいと思ってらっしゃる方、研究について学んで臨床のスキルを高めたい方のご参加をお待ちしております。

有資格者講習会

「自律訓練とバイオフィードバック」
時間:16:30−17:45
会場:第5会議室
講師:小山明子(東邦大学医療センター大森病院)

AT実践 Q & A

コーディネーター:日本自律訓練学会 教育研修委員会
概要:自律訓練法の実践に関する質疑応答
時間:16:30−17:45
会場:特別会議室前


10月20日(土)

ポスター発表

時間:9:00−10:30
会場:談話室

トークイン

「自律訓練法が現代社会に向けて発信できること:自律訓練法のこれからを考える」
司会:久保千春(理事長、九州大学)、村上正人(副理事長、国際医療福祉大学)
話題提供:久保田浩也(メンタルヘルス総合研究所)、芦原睦(将来計画検討委員会、中部労災病院)、細谷紀江(広報委員会、学習院大学)、坂入洋右(事務局、筑波大学)
指定討論:中塚 健太郎(事務局、徳島大学)
時間:10:45−12:00
会場:国際会議室
概要:Schultz, J. H.が自律訓練法に関する研究を始めてからの年月を考えるとおおよそ一世紀位になるでしょうか。自律訓練法が日本に入ってきてからも約50年は経っています。本学会は第一回大会が開かれてから約40年になります(標準自律訓練法テキスト第二版を参照)。この間、世の中や私たちの在り方も変わってきています。物事を理解する仕方もいろいろなものが出てきています。心理療法の世界でも、精神分析や行動療法、人間性心理療法などが大きく広がり、それぞれ時代とともにup to dateされ、最近では様々な心理療法が展開されてきています。自律訓練法は精神分析と同様に催眠研究から生まれてきたものですが、自律訓練法は、Schultz, J. H.やLuthe, W.によって体系化された技法や考え方が主に踏襲されながら現在に至っております。自律訓練法に関する実践や研究は、創始以来、綿々と弛まず積み重ねられ、知見は集積されてきています。これは、自律訓練法の治療的要素が時代を超えて有意味であることを示しているとも理解できます。自律訓練法の治療的要素は、他の心理療法に内在する治療的要素と共通しているところも多いと思われます。ただ、それらの要素を時代の要請に応え自律訓練法の強みを生かしながら、どのように利用し、提供していくかについては、まだまだ新しく工夫していく余地があると思います。
 このセッションでは、「社会が求めていることを、どのように提供したらよいのか」について、「自律訓練法の在り方に関すること」と「本学会の在り方に関すること」の二つの観点から話題提供の先生方からお話をいただき、会場の先生方と一緒に「これから」について理解を深めていくことができればと思っております。

特別講演

「自律訓練法の発展に関する回顧と展望」
講師:笠井 仁(静岡大学)
概要:自律訓練法の創始者J.H.Schultzの学術的な足跡をたどりながら、 方法の開発に至る経緯とその後の国際的な展開、 わが国での受容と発展について回顧し、 今後の実践と研究の展望について論じる。
時間:14:45−16:00
会場:国際会議室

パネルディスカッション

「日常実践からエビデンスを構築する」
座長:坂野 雄二(北海道医療大学)、杉江 征(筑波大学)
話題提供:菅⽣ 貴之(⼤阪体育⼤学)、杉江 征 (筑波⼤学)
指定討論・ミニレクチャー:⽵林 由武(福島県⽴医科⼤学)
時間:16:15−17:45
会場:国際会議室
概要:自律訓練法に関する研究は、これまで、医学・心理学など多くの領域でなされてきています。しかしながら、最近の「現代流」のエビデンスの出し方は十分にはできていないと思われます。その理由の一つとして、大規模な介入研究を行なえる機関などが限られていることが挙げられます。自律訓練法は、これまで様々な領域で利用され効果も報告されてきていますが、その多くは、個人個人が日々の臨床や実践の中での成果の報告が主になっています。そこで、こういった、日々の一人ひとりの臨床や実践を、学会として集積して、 エビデンスの構築に役立たせることが出来ればと思い、パネルディスカッションを企画しました。
 このセッションでは、まず、二人の話題提供者から「自律訓練法のエビデンスをどう考えているか、どのように研究計画を立て、どうまとめて情報を発信しようとしているか」についてお話をいただきます。次に、指定討論の竹林先生からコメントをいただくとともに、「実践からエビデンスを構築する:臨床疫学研究の動向」として、実践からエビデンスを構築するためのデザインやアセスメント、解析方法などについて概観していただく予定です(ミニレクチャー)。そして、司会の坂野先生を交えながら「日常実践からエビデンスを構築する」ことについて、会場の先生方と一緒に考えていきたいと思っております。


10月21日(日)

基礎講習会(28回 学会認定 自律訓練法基礎講習会)

時間:9:30−12:00、13:15−16:45
会場:特別会議室
定員:100名
講師:笠井 仁(静岡大学)、 松野 俊夫(日本大学)、 江花 昭一(神奈川大学)、 大平 泰子(富山国際大学)、 杉江 征(筑波大学)
概要:自律訓練法の歴史、倫理、指導法等の解説と実習

アドバンスト研修会

時間:9:30−12:00
会場:第6会議室
定員:50名
講師:佐瀬 竜一(常葉大学)、富岡 光直(九州大学)
概要:空間感覚練習、自律性中和法に関する解説と実習、 自律訓練法への導入の工夫と自律訓練法中に出てきた体験の扱い方について