本学会の顕彰事業:三賞について

JMI記念賞

産業メンタルヘルス運動を推進する(公益財団法人)日本生産性本部メンタル・ヘルス研究所(当時、久保田浩也所長)が、「心の健康づくりを推進する上で、自律訓練法は有効な手法のひとつである」と位置づけ、1989年、日本自律訓練学会の発展を願い「JMI記念賞」の創設を提案しました。「JMI」とは、”Japan Mental Health Inventory”の略称で、1980年に同研究所で開発され、これまでに3000社以上の企業で採用されている心の定期健康診断システムです。学会理事会の推薦により、自律訓練の研究と普及に貢献した研究者に対して、毎年1回2人までこの賞を同研究所が授与することになりました。

    • 近年の受賞者

第21回(2009年)永田頌史 先生
第22回(2010年)山本晴義 先生
第23回(2011年)芦原 睦 先生
第24回(2012年)坂入洋右 先生
第25回(2013年)小池一喜 先生
第26回(2014年)石川俊男 先生
第27回(2015年)江花昭一 先生
第28回(2016年)坪井康次 先生
第29回(2017年)松野俊夫 先生
第30回(2018年)中村延江 先生
第31回(2019年)杉江 征 先生
第32回(2020年)細谷紀江 先生
第33回(2021年)須藤信行 先生
第34回(2022年)佐藤安子 先生

池見研究奨励賞

初代理事長の池見酉次郎先生が引退されて名誉理事長になられた1991年、若手による研究を奨励する賞の基金寄附をお申し出くださり、創設されました。基本的に、1年間に発行された自律訓練研究に掲載された論文の中で、筆頭著者が45歳以下の論文について審査をし、特に優秀なものに与えられることになっています。

    • 近年の受賞者

第10回(2008年)古川洋和 先生
第11回(2009年)藤原大輝 先生
第12回(2010年)谷木龍男 先生
第13回(2012年)相馬花恵 先生
第14回(2015年)大賀恵子 先生
第15回(2018年)稲垣和希 先生

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独創研究内山記念賞

2002年、内山喜久雄先生から「研究奨励のために」と基金の寄附のお申し出があり、創設の提案がなされました。池見研究奨励賞との相違は、原則として自律訓練法を中心テーマとして著し、博士号を授与された論文です。この他に、多くの優れた論文や著作のある研究者に対して授与されます。

    • 近年の受賞者

第4回(2007年) 小池一喜 先生
第5回(2013年) 坂入洋右 先生